海で起きた原油流出事故の現場で、
原油を回収する際に人間の髪の毛が一役買ったことはご存じでしょうか。
今回は、毛髪が環境保護に一役買ったお話です。
髪の毛に秘められた意外な力をご紹介します。

髪の毛を使って、海に広がる原油を回収!

2010年、メキシコ湾沖の海底油田から大量の原油が流出する事故が起きました。

このとき、さまざまな方法で原油の回収が試みられたのですが、そのひとつに「髪の毛で原油を回収する」という方法があったことは、あまり知られていない事実ではないでしょうか。

具体的には、美容室や理髪店などから集めた毛髪をストッキングに入れて海に浮かべたり海岸に置いたりすることで、原油を吸着させて回収するというものです。

なぜ髪の毛で油を回収できるの?

髪の毛の表面には、キューティクルを保護するための18-メチルエイコサン酸という薄い油膜層があります。

この油膜があることで、髪の毛は艶やかでみずみずしい状態をキープすることができるのですが、この油膜は原油ともなじみやすいという特徴があります。

なじむ過程で髪の毛の表面に原油が付着してくる性質を利用して、回収に成果を上げることができたのです。

ちょうど髪の毛の表面に原油を集めてからめとるイメージです。

普段は捨てられてしまうだけの切った髪の毛にも、このような活用方法があったのですね。

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