うつつ染めがたり > Vol.19  松浦 明子さんの『イタリア料理 松浦 & 等々力渓谷』

登場する方の「人生」を彩る「うつつ染めがたり」

これからも主人と一緒に、食に関わる仕事をしていきたいです。

RESTAURANT OWNER & SOMMELIER × TOKYO HIROO Vol.19 松浦 明子さん レストラン経営、ソムリエ 「イタリア料理 松浦」 「イタリア料理 松浦」 東京都渋谷区広尾 明治通りに面して建つレストラン「イタリア料理 松浦」。生産者の顔が見える食材にこだわった料理と、幅広い品揃えのワインが人気の秘密です。広尾という地にありながらも気取りのない雰囲気で、壁には手書きのメニューがぎっしり。何を食べようか、思わず迷ってしまいます。

広尾駅から歩いて5分ほどの「イタリア料理 松浦」は、普段着でイタリア料理が楽しめる一軒。ご主人はオープンタイプの厨房で料理の腕を振るい、ソムリエである明子さんがワインを厳選しています。今日はお店でつくったお弁当を持って、お子さんたちと一緒にお出掛けです。

生産者の方と会うと、料理への想いが強くなります。

うちは、カジュアルなイタリアン・レストランです。ご家族で定期的に食事にいらっしゃる地元のお客様も多いんですよ。主人は、お客さまが食べている姿や表情が見えるとやる気が出るそうで、厨房の周囲は透明な壁で囲んでいます。

食材には、香川県の生産者の方がつくっている野菜や、鳥取県境港の新鮮な魚介類などを仕入れています。畑におじゃますることもあるんですよ。野菜を育てている人や魚介類を獲っている人と顔を合わせると、「食材をより美味しく調理しよう」という気持ちになりますね。

お店を始めてから4年後くらいにソムリエの資格をとりました。当時は、仕事の合間に必死に勉強しましたね。ワインを豊富に揃えている店へ出向いていろいろな種類を試したり、著名なソムリエが主催する勉強会に参加したりして、知識を身に付けていきました。

うちはイタリアンですが、ソムリエとしてはイタリア以外のワインの味も知っておく必要があります。日本では、ギリシャや南アフリカ、チリなど、いろいろな国のワインが楽しめるようになっていますしね。どのワインにしようか迷ったら、気軽にご相談ください。

イタリア料理 松浦エントランス

ワインを注ぐ松浦 明子さん

料理をするご主人

イタリア料理 松浦の料理

主人も私も転職組。好きなことを仕事にしました。

お店をオープンしたのは1994年のことですから、もう18年が経ちます。早いものですね。いまの仕事に就く前は、外資系の銀行で働いていました。3年弱くらいです。前職は、どうも‥‥私に合いませんでした(笑)。それで、以前から好きだった料理に関わることを仕事にしようと考えたんです。まず、原宿にあるイタリアン・レストランで働いてから、同じお店のNY支店で1年間、働きました。ちょうど外国で働きたいと思っていたときだったので、良いチャンスをもらえたと思います。

主人は、原宿のお店で働いていたときに出会いました。主人も転職組で、建築関係の会社で働くサラリーマンから料理の世界へ転身したんです。野球をやっていたこともあって、根っからの体育会系なんですよ。ザ、体育会系(笑)。いま小学6年生の長男が野球をやっているんですが、主人は長男が所属している野球チームのコーチもやってます。

長男は、いまピッチャーをやってます。本人は前に守っていたショートかセンターをやりたいようですけどね。毎日のように練習や試合でがんばってますし、中学生になっても野球を続けると決めているようです。

家族で等々力渓谷へ。東京にこんな場所があったんですね。

お店の休業日が月曜なので、家族みんなで出かけるのは、子どもたちが学校から帰ってきてからです。夕方、公園で鬼ごっこしたり、都内の温泉に行ったりします。今年の夏休みには、みんなでレジャースポットやプールにたくさん出かけました。

今日は初めての等々力渓谷へ来てみました。東京にいるとは思えないくらい、自然が豊かですね。世田谷区にこんな場所があるなんて意外です。木々が生い茂っていて水が流れているからか、とても涼しく感じます。子どもたちも自然の中だとのびのびできるみたいですね。

長女は芸能界に憧れていて「女優になるんだ」って言っています。いま、活躍している子役の子が多いじゃないですか。あんなふうになりたいって思うようなんです。

女の子だからか、私の髪型の変化にも長女は敏感です。つい先日、長い間伸ばしていた髪を短く切ったばかりなんです。「ママ、短い方が似合うね」とか言ってくれるんですよ。嬉しいですね。
毎日、仕事で忙しいですし、空いた時間に短時間で染められるカラーリングに助けられています。生え際などが気になるときは、部分的にササッと染められますから、手軽でいいですよね。

接客をする松浦 明子さん

笑顔で応対する松浦 明子さん

料理をするご主人

松浦さんご家族

等々力渓谷を散策する松浦さんご家族

笑顔の松浦 明子さん

参拝をする松浦さんご家族

松浦 明子さんと娘さん

将来は、海の近くなどでお店をやるのもいいですね。

等々力渓谷の近くにお弁当が食べられる公園があると聞いたので、主人と一緒にお弁当を作ってきたんですよ。サンドイッチには、いつもお店で私が焼いているフォカッチャを使いました。ミートボールやサラダは主人の手作りです。今日は子どもが一緒なので、ミートボールのソースに塩麹を入れて、ちょっと甘めの味付けにしたそうです。

料理は一生、続けられる仕事だと思っています。レストランの経営だけではなくて、例えば料理を学びたい人や自分の子どもにも教えられますよね。これからも、ずっと主人と一緒に「食」に関わる仕事をやっていけたらいいなと思います。

いまはゆっくりと休みをとることができないので、あと10年くらい経ったら、今よりもゆとりのある毎日が送れていたら嬉しいですね。将来は、いまの広尾のお店とはスタイルを変えて、もっとこぢんまりとしたお店をやるのもいいねって主人と話しているんですよ。海の近くとか山の近くとか自然の中でね。小さくても私たちならではの料理とワインでお客さまをお迎えできたら素敵だと思います。

公園で遊ぶ松浦さんの子供たち

お弁当

芝生でお弁当を広げる松浦さんご家族

笑顔の松浦さんご家族

「イタリア料理 松浦」ではご主人が調理担当ですが、ご自宅では明子さんがお料理の腕を振るうそうです。子どもたちはお店で食事をすることも多いので、日々、お父さんの料理とお母さんの料理を味わっていることになります。ご夫妻がつくる料理とそこに込められた愛情が、子どもたちにしっかりと受け継がれていくのだと思います。

INFORMATION

イタリア料理 松浦

イタリア料理 松浦

ADDRESS

渋谷区広尾5-8-12
広尾ファイブビル1F

TEL  03-5449-3377

URL  http://hiroo-matsuura.jimdo.com/


※2012年12月末をもって閉店されました。

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