うつつ染めがたり > Vol.28  堀田 さとみさんの『しらす問屋 とびっちょ』

登場する方の「人生」を彩る「うつつ染めがたり」

人との縁を感じながら仕事を楽しんでいます。

LANDLADY  × ENOSHIMA  Vol.28 堀田 さとみさん しらす問屋 とびっちょ 女将 新鮮なしらすをふんだんに使った豪快なメニューが揃うしらす料理店。顔の大きさほどもある大きな丼には、その日獲れたしらすやお刺身がたっぷり! ひと口食べると、その人気の秘密がわかります。

今回の「うつつ染めがたり」は、夏の日差しがよく似合う江の島を訪れました。おじゃましたのは、行列のできる店として知られる「しらす問屋 とびっちょ」。女将である堀田さとみさんに、お仕事のことやご家族のこと、髪のことなどについてお話いただきました。

両親の背中を見ながら商売を学びました。

お店を始めて11年になります。その日獲れたしらすだけを使った丼や一品料理が名物なんですよ。しらすの漁期である3月11日から12月末までは、生のしらすもお出ししています。ふっくらとした食感の釜揚げしらすも人気ですから、召し上がってみてくださいね。

実家が代々、江の島で商売をやっていて、いまは磯料理が自慢の食事処や、海産物などのおみやげものをそろえたお店をやっています。商売をやっている両親の背中を見て育ったので、商売のイロハや社長業の基本を自然に教わったように思います。

自分でお店をやってみて、改めて接客業はあらゆる仕事の原点だと感じますね。お客様やスタッフなど、たくさんの人の縁と幸せをいただいています。毎日、いろいろな方との触れ合いがあって、奥深い仕事だなと思います。

昼時はどうしても混み合うので、入店のときにお待たせしてしまうことがあります。それでも、お食事を終えたお客さまに「来てよかった」「待ったかいがあったよ」と声をかけてもらうと本当に嬉しいですし、やりがいを感じます。

江ノ島の街並み

インタビューに答える堀田 さとみさん

しらすを使ったおみやげの数々

釜揚げしらす丼

海に沈む夕日を眺めているとパワーがもらえる気がします。

私は生まれも育ちも江の島で、生っ粋の江の島っ子です。どんな島かと聞かれたら‥‥何か素敵なことが舞い降りる島、と答えます(笑)。
江の島には、海の守護神である女神を祀った江の島神社があったり、五頭龍の伝説があったりと、歴史と文化が伝わる聖なる地なんですよ。

江の島のなかでも私の大好きなスポットは、ちょっと目立たないところにあります。江の島の玄関口にある大きなレジャー施設の裏手に、海岸へ降りる小さな階段があるんですが、そこは、私にとってちょっとしたパワースポットなんです。昼間に眺める海もきれいですが、なにより夕日が沈む景色は本当に素晴らしいんですよ。日によっては富士山が見えますし、その景色を眺めているとパワーがもらえる気がします。

江の島へ来る皆さんは、片瀬海岸と江の島をつなぐ弁天橋を渡ってこられると思いますが、弁天橋からの富士山もとってもきれいで、撮影スポットになっているんですよ。

私たち夫婦の夢を叶えたのがこのお店なんです。

兄が活魚のお店をやっていて、結婚する前は、ときおり手伝いに行っていました。そこで出会って結婚したのが、お店で働いていた主人です。付き合い始めた頃から、いつか自分たちのお店を持ちたいねと夢を語り合っていて、その後「とびっちょ」をオープンさせたんです。

子どもが3人いるんですが、お店を始めようと決心したとき真ん中の子がまだ1歳だったので、周囲にはけっこう反対されましたね。でも、スタッフのみんなに助けられながらなんとか無事に商売ができています。嬉しいことに、たくさんのお客さまに恵まれて、いまでは本店のほかに参道店もオープンすることができました。

江の島を訪れた皆さんにとって、うちのお店で過ごした時間やしらすの味が、江の島でのよい思い出の一つになればと思っています。

うちは店頭でもしらすを販売していますから、お土産としてもお持ち帰りいただけますよ。しらすはカルシウムがたっぷりですし、わかめなど髪によいとされる海藻類とも相性がぴったりです。ご自宅でしらすと海藻をご飯にのせて丼にするのもおすすめですよ。

インタビューに答える堀田 さとみさん

江ノ島をつなぐ弁天橋の風景

江ノ島神社

接客をする堀田 さとみさん

笑顔で商品を手渡す堀田 さとみさん

女性のお客さんに商品を説明する堀田 さとみさん

いつまでも女性として輝いていたいですね。

仕事中は、スタッフみんなお揃いのTシャツとエプロン、キャップをかぶっています。食べ物を扱う商売なので、仕事中は髪を結んでいることがほとんどです。

女将としてスタッフの採用面接をすることがありますが、髪にもちゃんと手をかけている人の方が、好印象を持てますね。うちのお店では、黒い髪でも金髪でも区別なく採用していますが、カラーリングをしてからずいぶん時間が経っているような色ムラがあったりすると、ちょっと気になりますね。

プライベートでは、カラーリングは、お化粧やネイルを楽しむのと同じ感覚で楽しんでいます。これからも、その時々の年齢で、いちばん輝いていたいと思います。刻んできたシワを気にして若づくりをするのではなくて、年相応のオーラがある女性に憧れます。子どもたちにとって自慢のママでありたいですし、80歳になってもイケてるおばあちゃんでいたいですね。

厨房で笑顔の堀田 さとみさん

堀田 さとみさんの後ろ姿

しらす問屋とびっちょのスタッフのみなさんと堀田 さとみさん

「いまの仕事が大好きなんです」と笑顔を見せていた堀田さん。活気あふれる店内でお客様をご案内する姿ははつらつとしていて、仕事への誇りと喜びがにじみ出ているようでした。きっと、これからも江の島という地を盛り上げていかれることでしょう。

とびっちょ女将の「じゃこご飯」

INFORMATION

しらす問屋 とびっちょ(本店)

しらす問屋 とびっちょ(本店)

ADDRESS

神奈川県藤沢市江の島1-6-7

TEL  0466-23-0041

URL
http://www.tobiccho.com/_index.html

白髪染めはオトナの女性の嗜み