髪が傷んでしまったときなどに
「髪の毛を生き返らせる」というフレーズを耳にすることがあります。
でも、本当に髪の毛を生き返らせることはできるのでしょうか。
そもそも、髪の毛は生きているのでしょうか。

髪の毛は「死んだ細胞」からできている

結論からいえば、髪の毛は「角化した細胞」つまり死んだ細胞の集まりです。

死んだ細胞からできているため、髪自身が傷んだ箇所を修復することはできません。
そこで「傷めない」、あるいは「傷みが進まない」ためのヘアケアが大切になってきます。

白髪染めなどのヘアカラーをしている方は、特に丁寧なヘアケアを心がけましょう。

どうしてヘアケアが大切なの?

角化した細胞、つまり死んだ細胞でできているということは、髪の毛は繊維でできた衣服と同じようなものです。

もし、洋服を外に吊るしっぱなしにした場合、どうなるでしょうか?

雨風や日差し、ホコリなどにさらされて、すぐに傷んでしまいますね。保管するときも注意が必要です。

同じように、美しい髪をキープするためには、毎日の地道なお手入れが何より大切なのです。

角化って何のこと?

髪の毛の角化細胞についてお話しする前に、皮膚の細胞を例にとってご説明しましょう。

皮膚の細胞は身体の内側で生まれた後、硬い細胞へと変わってから表面に現れます。この硬い細胞が外壁のように身体を守り、役目を終えると垢 (あか) としてはがれ落ちるのです。

この「細胞が硬くなること」を「角化」と呼びます。

髪の毛でも同じようなことが起こっています。毛根部で作られた髪の毛の細胞は頭皮に出てくるまでの間に硬い細胞へと変化(角化)します。

髪の毛が抜けても痛くない理由

髪の毛も、爪や皮膚と同じように身体の内側で角化した細胞が表面に出てきたもの。

角化した細胞というと難しく聞こえますが、簡単にいえば活動が停止している細胞のことです。

髪の毛が自然に抜けるときに痛みを感じないのは、もう細胞としての活動を止めていて、身体が必要としない細胞だからだといえるでしょう。

髪の毛は死んでいるけれど、毛根は生きている?!

髪の毛が皮膚と違うのは、垢として自然にはがれることはなく「角化細胞が集まった状態で伸びていく」ということ。

毛髪のうち、私たちが普段目にしている「頭皮から上の髪の毛」は、死んだ細胞の集まりですが、毛根の深い部分だけは分裂が盛んな生きた細胞なのです。

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